4年に一度の『食博』にだんじり見参!

7月9日(日)は、東大阪市・岸田堂のだんじりが修復を完了して、その入魂式が行われました。

当日は『布施地車連合』及び『摂河州地車聯合』各町からお祝いの方々が駆けつけ、リニューアルされただんじりを囲み、賑わいました。

その模様はまた詳しくお届けするとして、今回の話題はこちら!

これは、今年の5月のゴールデンウィークに行われた『2017 食博覧会・大阪』にて、城東区の鴫野南之町と、今福北之町のだんじりが参加した時の模様です。
場所は大阪南港『インテックス大阪』であります。

この『食博覧会』(通称:食博)は、『食の都・大阪』をテーマに1985年(昭和60年)から4年ごとに開催され、過去8回の累計入場者数が480万人を超える日本最大級の『食』のイベントです。
今年は4月28日(金)~5月7日(日)まで10日間開催され、連日多くの入場者で大変盛り上がりました。
ワタクシも4年前の開催の時に足を運び、全国から集まる様々な『うまいもん』をこれでもかと食べまくり、大満足した記憶があります。

そんな『食博』に城東区から・・・というより『摂河州地車聯合』として2台のだんじりが参加したのは、『日本の祭り・日本の味くらべ』を開催テーマに、日本各地の地域資源である『食』と『祭り』の魅力を広く発信することで、国内はもちろん、世界の国や地域へ日本の『おもてなしの心』をお届けするというこの『食博』の趣旨に賛同し、イベントを盛り上げるのに華を添えようという事で馳せ参じたという訳。
開催期間は10日間ありましたが、だんじりが参加したのは5月5日(金祝)。

写真でもわかる通り、ドーム型の天井がバックに見えるこの場所は、広大な敷地を誇るインテックス大阪の中でも、いわゆる『イベント広場』と呼ばれる、正面入口から入場してすぐ目の前にある多目的スペース。

『大阪オートメッセ』などのイベントの時には、華やかなレースクイーンのショーなどが行われるメインステージが組まれる場所です。
この日1日を通してこのスペースに展示されていた2台のだんじりは、午後と夕方の2回にわたり『パフォーマンス・タイム』が設けられており、集まった観客の目を楽しませるプログラムが組まれていました。

まずは1台ずつのお囃子披露があり、それから2台のだんじりを動かしてアクションで見せるパフォーマンス。

なかなか普段『だんじり』を目にする事のない人達に、このだんじり囃子はどのように映るのでしょうか?
4年に一度のイベントだけに、こうした機会も貴重です。
『だんじり』という関西が誇る祭礼文化を、普段だんじりに触れる事のない世間一般に広く知らしめる事は、『だんじり』を後世まで残して行くためにも、大切な事であると思います。

一見派手に見えるこうしたイベント参加も、実は地道な広報活動と、実現に向けた関係者の努力ナシには成立しません。
これからも、『だんじり』という文化を広く世間にアピールするために、もっともっと多くの方に関心を持ってもらいたいと願い次第です。
では今回はここまで。
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