簡単で申し訳ありませんが、塚口 宮の町 入魂式・お披露目曳行
毎度、だん馬鹿です!
ここ数日、いいお天気ですねぇ~。気温も3月上旬並だとか・・・・。テレビでは、円高不況のニュースが流れる中、円高による海外旅行客の増加と免税店に並ぶ日本人観光客の列。一部の免税店では、人気ブランド商品の売り切れや入店制限までおこなわれているんだとか・・・・。やっぱ、持ってる奴は持ってる訳で、わてら貧乏人にとっては雲の上の話ですわ・・・・。そんなこんなで、ふところ冷え冷えのだん馬鹿さんは、今日も「だん通」を書くのであります・・・・。
さて、今日は何を書こうかと思案したあげく(ここ暫くタイムリーなネタも無いもので・・・・)、昨年9月15日(祝)に入魂式・お披露目曳行がおこなわれた、兵庫県尼崎市塚口宮の町の地車を紹介しましょう。

宮の町の地車は昨年、堺市陶器地区 陶器北(北村)より購入した『板勾欄出人形式住吉型』地車。江戸末期から明治初期に製作されたもので、製作大工は不明であるが、《住吉大佐》・《住吉大源》、あるいは《河村新吾》などの手によるものと考察されます。彫物は《彫又》一門の作。陶器北(北村)において、数度の修理・改修により原型は失われていますが、なかなかの一台。特に見送りの三枚板は、昨年新調された北村の地車にも継承されるほど、味のあるもの。「うう~ん、彫又」と唸らずにはいられない程のものです。

詳しくは、「各町の地車」陶器北(北村)先代の記事を見る
3月23日(日)、長らく曳行されていた陶器の地を後にし、塚口宮の町に搬入されました。しかし、宮の町の先代地車の売却先が決まっていなかったこともあり、入魂式直前までは、新旧2台の地車を保有。
8月31日(日)には、先代地車の売却先も決定し、昇魂式・お別れ曳行もおこなわれ、晴れて現地車の入魂式・お披露目曳行の日を迎えました。
9月15日、入魂式当日、塚口神社境内の地車小屋より、宮の町の青年団をはじめ、若衆の手により曳きだされ、神事がおこなわれた後、町内をお披露目曳行。先代地車よりも大きい地車であるがうえ、少々四苦八苦する場面もありましたが、無事お披露目曳行も終了。町内の老若男女の顔も輝いて見えました。

残念ながら、10月の祭礼にはお邪魔することはできませんでしたが、機会が有れば訪れてみようと思っています。
町の宝としていつまでも曳行されることを願いながら・・・・。
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