茶屋のだんぢり漫遊録

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白い法被に想いを乗せて・・・2町のだんじり物語




さて、前々からブログで『お知らせがあります!』と思わせぶりな事を書いておいて、結局お知らせせぬまま当日を迎えてしまいました『ある事』・・・

それは、ワタクシ信濃屋お半が、この秋から『eo光サービス』でスタートしました『eo 関西だんじり~秋祭礼~』をPRするため、『eo光チャンネル』の情報番組『ニュース・情報とりどり ゲツ→キン』に生出演する事でした!



地上波のテレビではありませんが、『eo光サービス』にてケーブルテレビやBS放送、CS放送などを契約しているお家で見られる情報番組で、月曜日から金曜日まで出演者とテーマを日替わりでお送りしている番組です。

その『ゲツ→キン』の月曜日に、お恥ずかしながらワタクシ信濃屋が『だんじり』についてお話させて頂き、その流れで『eo関西だんじり~秋祭礼~』をPRして参りました。



普段『顔出し』をしないワタクシの顔やら声やら姿見やら喋り方まで、皆さんのもとに晒してしまいました。
こんな奴ですがまぁ、今後とも当サイトならびに当ブログを宜しくお願い致しますです。




前回お届けした和泉市ま松尾連合と若樫町の入魂式と同じ日、9月3日(日)の事でございます。

さてブログ本題はサラリと参りましょう。


この日は堺市の草部地区萬崎でも、だんじりの修復に伴う入魂式が行われ、早朝よりお披露目曳行が行われました。



平成13年大工《植山工務店》、彫師彫師《木彫 筒井工房》により製作されたこのだんじりは、草部地区における『岸和田型』だんじりの新調第1号となるだんじりで、氏神である日部神社の本殿や石灯籠と同じ図柄や伝説を題材とする彫物が組み込まれています。



詳しくは当サイトの『各町だんじり紹介』を参照して頂き、この土日に迫った祭礼本番にぜひ足を運んで確認して頂きたいと思います。

今回修復は岸和田の《地車製作 隆匠》により行われ、棟梁である田中隆治 師が独立される前、植山工務店にて手がけた最後の新調だんじりと言えます。



入魂式当日は午前8時頃に町内を出発し、ゆかりの深い氏神・日部神社にて入魂式の後、午前9時前から周回コースをお披露目曳行しました。



萬崎の皆さん、この度はだんじり修復おめでとうございます。
この土日の祭礼本番、事故のない『ええ祭』となりますよう、お祈り致します。



さてもう1台、ご紹介しておきましょう。
こちら!



堺市は津久野地区の、津久野西組のだんじりです。



萬崎、そして若樫町と同じく9月3日(日)、こちら津久野西組では、だんじり新調10周年を祝した記念曳行が執り行われました。



平成19年に新調されたこのだんじりは、《植山工務店》現棟梁・佐野和久 師が、先代・植山義雄 師の跡目を継いで最初に手がけただんじりで、脇棟梁・七野徳重 師とガッチリ手を組み、彫師に《木彫近藤》近藤 晃、《木彫高濱》高濱輝夫、《木彫片山》片山 晃 各師が華を添える作品となっています。



切妻造りの屋根から枡組、全体の寸法取りまでこだわっただんじりで、《新生・植山》を方向づける象徴的な存在であります。



つまり現在の《植山工務店》として走り始めて10周年でもある訳です。


そして、津久野西組と言えば、忘れちゃならない『あの人』の姿もこの日はお目にかかれました。

そう、このブログの先代ブロガー・だん馬鹿さんです。(お写真はありません。悪しからず)



現在は別のお仕事をされていて、昨年の祭礼には参加しておられなかったと記憶しているだん馬鹿さんですが、この日は元気なお姿を見せておられました。

このだんじり新調の折にはご苦労も絶えなかったと思いますが、新調完成から早や10年、誠におめでとうございます。



《植山工務店》の棟梁・佐野師も先代から引き継いで10年ですが、ワタクシもだん馬鹿さんからこのブログを引き継いで早や4年ですよ。


お互い時の経つのは早いですなぁ!・・・と、感慨もひとしお。



そしてこの日、若樫町と萬崎と津久野西組、奇しくも白い法被を着用している町が揃って祝賀行事を執り行った事も触れておきましょう。




各町の白い法被に、またこれから新しい歴史を紡いでゆくそれぞれの町の前途に幸あらん事をお祈りしつつ、今回のブログはこの辺で。



津久野地区は早くも明日から祭礼本番をむかえます。
平日ではありますが、ご都合の良い方は皆さん足を運んでみては如何でしょうか?


信濃屋お半悠遊!だんじり録
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