茶屋のだんぢり漫遊録

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そうや、このだんじりは前にも・・・




4月28日(土)から8日間にわたり、今年のゴールデンウィークが終わってしまいました。

その間はワタクシも家を空ける日が多く、ブログの方もお休みさせて頂きましたが、今週に入り、またぼちぼちと再開して行こうかと思います。



またいつもの日常が戻って来まして、あの連休は夢だったのかと思われる方もあろうかと思いますか、そんな連休中に行われた『だんじり行事』の話題などはまた追い追いご紹介してゆくとして、今週のブログは前回予告してあった通り、河内長野の3台のだんじりをご紹介して行きたいと思います。


ざっとした事は前回お話してありましたよね?


日にちが空いてしまって、その間に様々なだんじり行事や祭礼が挟まりまして、なんだか遠い過去のような気もしないでもないですが、元の路線に戻して行きますよ。


2月18日(日)・・・確かに今から思えば遠い過去やな・・・


河内長野市の三日市地区のうち、烏帽子形八幡神社へ宮入りする3台のだんじりの見学会が催され、さて、どの順番でご紹介したものやら・・・と思案するのですが、今回はこちらからご覧いただきましょうかね?



喜多町のだんじり

こちら喜多町のだんじりは、昨年、《大下工務店》にて大修復され、その時に一度ブログでご紹介してるんですよね。

その時に、獅噛みや懸魚などの彫り替えや、三枚板の彫物などにも触れておりまして、さらに大修復にあたっての町内での経緯などもお話してあります。



なので詳細はそちらを参照されれば良いかと思います。



今回のブログでは、前回ご紹介していない部材などをお写真でご紹介しましょうかね。

例えばこちら、後ろ姿。



祭礼中は後ろ旗で隠れている姿見です。

そしてこちらは土呂幕。秀吉本陣へと切り込む佐久間玄蕃



隅障子、桜に歌を詠む児島高徳



あと小屋根の獅噛み。



小屋根の懸魚から擦り出しなどの猿と鷲の群像などをご覧頂きましょうかね。



そして幟台。



さらに大屋根後面(主後)の懸魚、牛若丸鞍馬山修行の場




ワタクシ自身はこのだんじり、修復中に工務店の作業場にて見学しておりましたが、入魂式の日には見ておりませんでね、こうして改めて拝見すると、やっぱり見応えのある彫物の群れに思わず見入ってしまいます。



今回はお写真にて、見学会ならではの細かい部材までをお見せできて、良かったのではないでしょうか。



前のブログにも書いていますが、今回の修復にあたり、いっそ新調との意見も出たそうですが、明治25年(1892年)以来、120年以上も地域の宝物として受け継いできたものをそう簡単に手放せないとの思いから、大修復にて保存する道を選ばれた事は、大英断だと思います。




改めて、これからも末永くこの『宝物』を大切に守り伝えて行かれることを、お祈りしています。




今回は、ひとまずここまで・・・
 



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