茶屋のだんぢり漫遊録

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2018 夏祭シーズン中間報告





案の定、しばらくブログの更新をお休みさせて頂き、連日連夜、各地の夏祭の撮影に奔走しておりました。

それにしても、今年の夏の暑さは何ですか?

今回ちょっと予定していた内容を差し替えまして、今年の夏のお話をさせて頂こうと思います。



今月5日(木)あたりから本格的に激しくなった大雨は、西日本のあちこちに『線状降水帯』を形成しながら、7日(土)いっぱいまで激しく降り続けました。
その爪痕の激しさ、被害の甚大さは日を追うごとに明らかとなっていったのは周知の事実。


被害に遭われた方々には心からのお見舞いを申し上げますとともに、1日も早い復旧を願っております。


さぁそんな『西日本豪雨』から一夜明けますと、それまでの雨が嘘だったかのように晴天が広がり、早々と梅雨明けを迎えました。

それと同時に大阪市内をはじめとする各地の夏祭も本格的なシーズンを迎え、あちこちでだんじりの姿が見られました。



まず7月8日(日)東住吉区の育和と城東区の諏訪が夏祭の最終日。




前日までの雨も上がり、広がった晴天のもとを曳行されていました。


しかし、梅雨明けとともに訪れたのが、現在も継続中の『猛暑』!


平野区の杭全神社の夏祭が始まる頃、すでに天気予報ではこの先の異常な気温の上昇を予報されていました。



まぁでも、7月12日(木)は曇りがちのお天気で風もあり、また過ごしやすいものでした。

が、翌日の7月13日(金)は杭全神社の地車宮入りの日ですが、ちょっとだけ暑さが増した感じがしました。



それでもまぁ、これぐらいの暑さなら、夏祭シーズンならよくある事でした。


気候が一変したのは翌7月14日(土)。


朝から陽射しと気温が段違いで、これはちょっと日中の活動が危ないとさえ思える暑さになりました。



そんな中、大阪市内を中心とした各地域では夏祭本番を迎えまして、うだるような猛暑の中をだんじりが繰り出しておりました。



お写真でご紹介しているのはそんな、7月14日(土)・15日(日)の両日に曳行されただんじりをご覧頂いております。



引き続きそんなお写真をご紹介しながらお話を進めて参りますが、毎日の天気予報を見るのが怖いからくらい、この先も、まだこの先も猛暑は続くと言われております。




まぁ、各地に大きな被害をもたらした豪雨による影響も、これら夏祭を行う地域は受けなかったからこそ、こうして夏祭を行う事が出来ているのは感謝しかありません。

もし、避難生活を余儀なくされるような被害を受けていたら、家の片付けや土砂の掃除などで、祭礼どころではなかった事でしょう。



今ある生活は決して当たり前ではない事を胸に刻みつつ、祭礼を行うべきなのでありますが、それにしてもこの暑さは参ってしまいます。




30台以上のだんじりが曳行され、夏の『だんじりピークデー』となった7月15日(日)以降も、まだまだ夏祭は継続しています。




7月17日・18日は福島区の海老江八阪神社が夏祭を迎えました。



日中に屋外で活動や運動をするのは命の危険も伴うとさえ言われる気候が続き、夜になっても気温が下がらない中、海老江の夏祭も無事に終了しましたが、若い衆をはじめとした参加者は皆一様にバテ気味であったことは否めない気がします。




この先も夏祭は行われますが、さらにこの先も猛暑は続きます。

テレビでも繰り返し叫ばれている事ですが、参加される方も見物される方も、くれぐれも熱中症にはご用心下さい。



こまめな水分補給と塩分の補給、日向を避けて日陰で休む、冷房の効いた空間を利用する、絶対に無理をしない、少しでもおかしいと思ったら早めの処置など、命を守る行動を心がけて、安全で楽しい夏祭となりますよう、願っています。




ビールなどのアルコールは水分補給になりません。
お茶よりも水の方が吸収が良く、全身に行き渡るとも言われます。

濡れたタオルを後頭部に充てがうだけでも、体にこもった熱を放出できます。

今は曳行中に霧吹きを多用するだんじりも増えましたね。




これから先に行われる各地の夏祭も、是非とも対策を万全にして臨んで頂きたいと思います。

8月に入っても継続するであろうこの猛暑を乗り切り、暑さが和らぐ日を待とうではありませんか。


ひとまず、今年の夏祭シーズンの中間報告とさせて頂きます。



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