茶屋のだんぢり漫遊録

目次

6月3日の話題はまだまだ続くよ!

 


前回からの続き。


6月3日(日)『だんじり行事』の中から、ワタクシ自身が足を運んだ入魂式の、午前中のお話を展開しております。


深井中町の遣り廻しが見られる時間までは、どうしても居れなかったワタクシ。




着いた先は富木の氏神・等乃伎神社でございます。

富木のだんじり小屋は等乃伎神社のすぐ前なので、まだ小屋から拝殿前まで動かしただけの状態。



富木のだんじりは平成12年《天野工務店》天野行雄 棟梁により製作されただんじりで、彫師は《木下彫刻工芸》木下賢治 師。



同じ年、同じ《天野・木下》の手により世に送り出されただんじりとして、岸和田市は南掃守地区の尾生町のだんじりがあります。

尾生町が『切妻造り』であるのに対してこちら富木は『入母屋造り』で、同じ年に製作されただんじり同士でも対象的です。





さて定刻通りに等乃伎神社を出発した富木のだんじりは、これよりお披露目曳行に移行です。

JR阪和線の富木駅を経由して、町内の遣り廻しポイントとなる交差点へと向かいます。


普通に曳行すれば10分そこそこで二車線のバス通りに姿を現わせるぐらいの距離なのですが、駅前での時間調整を行う関係で、ワタクシが待ち構える場所から眺めても、なかなか纏すら出て来ません。

この時点でワタクシが等乃伎神社に到着してからけっこうな時間が経過しており、もしかしたら深井中町で遣り廻し2発ばかり見てからでも間に合ったんちゃうん?・・・て思わなくもない。


やがて遠くに纏が出て来て、ようやくだんじりが姿を現しました。



お待ちかねの遣り廻しタイムです。



初夏の陽気と言うか、この時間になると暑いと感じる気候のもと、富木のだんじりの遣り廻し



この瞬間には、深井中町で遣り廻しを撮影していたスタッフが到着してましたので、まぁ無理すればワタクシ自身も深井中町の遣り廻しん見てから移動しても間に合ったのかも知れませんが、そこはまぁ、無理せず早めの移動ってことで、納得しておきましょう。

都合3回にわたる遣り廻しを終えても、富木のお披露目曳行はまだ続くのですが、ワタクシは午後からの予定もあるので、この辺で退散。



深井地区も鳳地区も、今年の祭礼は10月6日(土)・7日(日)の両日。
それに先立ち試験曳きは9月23日(日)に行われます。


ぼちぼち9月ですから、こちらもあっという間に本番がやって来ますね〜。




遅ればせながら、深井中町、富木の皆さん、このたびはだんじり修復、おめでとうございます。


信濃屋お半悠遊!だんじり録
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