茶屋のだんぢり漫遊録

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だんじりシーズンは岸和田から全方位へ!




今現在、佳境を迎えているNHK朝ドラ『半分、青い。』で、鈴愛が律を呼ぶときの『マグマ大使の笛』は、実は『彫刻の里』として有名な富山県・井波彫刻が製作していると知って驚いている信濃屋です。


さてさて、9月15日(土)・16日(日)にわたり行われた
『岸和田だんじり祭』
が終了しました。




また同じ時期に行われた春木地区だんじり祭、その他羽曳野市誉田、尼崎市築地、淡路島の岩屋など、先日の三連休の時期に行われた祭礼も無事に終了し、『だんじりシーズン』はいよいよ秋祭の季節へと変わりつつあります。

去る9月4日(火)、近畿地方に上陸した台風21号による影響で、関西の各地に被害が及びました。

岸和田市内をはじめとする泉州地方にもその被害は広がり、カンカン場のスペシャル・シートに使われる資材が揃わず、観覧席が設置できないということも起こりました。

当サイトのプレゼント・キャンペーンや、『eo関西だんじり秋祭礼』でもプレゼントを行なったカンカン場のスペシャルシートですが、着席しての観覧が出来なくなりました事は、自然災害とはいえ、当サイトと致しましても遺憾であります。



観覧席こそなくなりましたが、チケットに記載された当該時間帯はその場に入場の上、祭礼見物は出来るという事でしたので、当選されました方も現場に足を運んでおられたとすれば幸いでありますが・・・


何はともあれ、9月の岸和田・春木両地区の祭礼は行われました。

だんじり界全体を見渡しても、やっぱり『岸和田だんじり祭』の話題は避けて通れませんので、今回は今年の『岸和田』を振り返りたいと思います。


9月13日(木)、2回目の試験曳きを翌日に控え、ワタクシ信濃屋は『eo関西だんじり秋祭礼』の宣伝を兼ねて、eo光TVの情報番組『ゲツ→キン』の中継枠に生出演。



堺町のだんじり小屋の前から生中継をお届けさせて頂きました。
ご覧になられた方はおられますかね〜?



さぁ、その13日(木)からお天気が微妙でしてね〜、今年の『岸和田』は3日とも雨予報でありましたが・・・


2回目の試験曳きとなった9月14日(金)は朝から曇り空。



かと言って、今すぐにでも雨粒が落ちて来そうな感じではなく、このまま持ち堪えてくれれば『だんじりの曳行日和』と言える気候。

そんな中、午後2時から行われた試験曳きはお天気も味方してくれて無事終了



しかし、翌日の雨予報は動かず、降水確率は50%と、微妙なままでした。

まぁでも、昨年のような大雨ではなさそうで、仮に降っても一時的にパラっとしたものであれば、問題ないと思っていました。


明けて15日(土)は祭礼本番の宵宮



曇り空により、まだ夜も明け染めぬ午前6時から脱兎のごとく駆け出した各町のだんじりは、カンカン場にて気合いの込もった遣り廻しを披露。

台風の記憶を吹き飛ばすかのように、早朝から豪快な曳行を繰り広げてくれます。



空は薄曇りの中に時折陽が射す時もあり、このまま降らずに経過するかと思ったのですが・・・


午後になると少し雲が厚みを増し、駅前パレード開催中から時折パラっと降って来ては上がり、またパラっと降って来ては上がりを繰り返します。



もしや本格的に降るのかしらと警戒しましたが、大きく雨模様になる事もなく、午後の曳行が終了する夕方5時には、西陽が射すほどの晴れ間が広がりました。



これでお天気の心配は、なくなった様です。


翌日9月16日(日)は、朝から晴天が広がりました。



同時に、気温がグングン上がり、真夏を思わせる暑さに・・・

8月の後半から暑さの和らぐ日が多くなり、9月に入ってからは台風やら雨やらの影響で気温の低い日が続いていただけに、この急激な暑さは体に堪えます。



宮入りを終え、各町とも午後曳行に入ってからは、参加者も少々バテ気味な表情を見せる時間帯もありましたが、それでも、陽が西に傾き始めた夕方4時半頃からは、いわゆる『ラストモード』に突入し、最後の力を振り絞った驚異的な遣り廻しが連発されました。



今年も終了予定時間を多少オーバーしましたが、万感の思いと惜別の寂しさを入り混じらせながら、岸和田だんじり祭はその幕を下ろしました。




ワタクシ信濃屋が、祭礼本番までコラムやショートムービーなどを担当してきた
『eo関西だんじり秋祭礼』
は、祭礼終了を挟んで大きく展開を変えて行きます。

今後は祭礼本番の動画を順次UPして行きます。



早くも、今年の『曳き出し』の動画が更新されておりますので、ぜひぜひご覧ください。



さて、これより『だんじりシーズン』は、泉州地方全域はもとより、河内地方全域、大阪市内、北摂、兵庫県、紀州大和と、全方位にその広がりを見せます。

全部見て回るなんて日にちが全く足りませんが、それでも1台でも多くのだんじりを見て回ろうとされる愛好家の方にとっては大忙しな日々となります。

またこれから祭礼を迎える参加者の皆さんは準備や試験曳きに多忙を極められる事でしょう。




参加する方、見て回る方、それぞれの皆さんが楽しい秋祭を過ごされますようお祈りしながら、今回はここまでにしましょう。


信濃屋お半悠遊!だんじり録
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