過ぎゆく秋、追憶する夏・・・

年間を通してだんじり祭の一大ピークの時期に際し、しばらくブログをお休みさせて頂きました。
秋もすっかり深まりまして、10月第1週目の週末から先日の土日までの間に、大半の祭礼が終了致しました。
特にこの10月第3週目の週末は、北河内から南河内、大阪市内の一部、そして昨年から日程を変更した堺市の八田荘地区などが祭礼となりました。
昨年の台風による大雨から一転、さわやかな秋晴れのもと行われまして、『この晴天は当たり前ではない』ことを噛みしめながら、各地区・各町とも良い祭が出来たのではないでしょうか?

ワタクシ自身もあちこちの祭礼に東奔西走したり、またある地区に密着したりと八面六臂の撮影ミッションをこなしまして、普段の日常を取り戻しております。
こうしてまたブログを再開してゆく訳でございますが・・・
過ぎゆく秋とは裏腹に、ブログの方はまた夏の追憶に戻ります。
手元にある写真のリストを見ておりますと、もう祭礼は終わってしまいましたが泉州各地区で行われた入魂式の話題に触れてませんねぇ。

あちこちありますよ〜。
その中には、今年唯一の岸和田型の新調だんじりも含まれております。

その新調だんじりに関しては、また詳しく触れますのでお楽しみに。
さて今回ご紹介するのはこちら!

大太鼓です。
あれは夏の暑い日の事でした。
7月22日(日)・・・
東大阪市は楠根地区にあります川俣のだんじりが、大太鼓を新調してのお披露目にちょいとお邪魔させて頂きましたので、その話題に触れておきましょう。

この地区は秋祭がメインなのですが、近隣の稲田八幡神社では小規模ながら夏祭が行われておりまして、朝から宮入りを終えた稲田各町のだんじりが川俣神社の近くまで足を延ばしてやって来ます。

そんな折、川俣神社の境内に据え置かれただんじりの前に、悠然と置かれていた大太鼓。
こちらの太鼓は石川県に本拠地を置く名門の太鼓工房『太鼓の里 浅野』により製作されたもの。

近年、岸和田型のだんじりも新調される度に大型化が進み、それに伴い新調される大太鼓も大型化が進んでおりますが、そんな中、『歌口二尺』ほどの太鼓は決して大きくないかも知れません。

しかし、太鼓の大きさはだんじり本体の『柱間口』に合わせなければならないのは宿命であります。
モチロン、太鼓は大きければ良いというものではないし、大きければ必ず良い音がするという訳でもありません。
胴の材質と革との相性、張り方、水分などでその音は変わってきます。

この大太鼓が、川俣のだんじりにピッタリ合うものであれば、それに勝るものはないでしょう。

ワタクシ自身がこの神社を訪れた時には、もう神職による神事は終了していまして、しばしのお披露目タイムの時間帯でした。

やがて、だんじり本体に運び込まれた大太鼓。

祭りの空気を生かすも殺すも太鼓の音は重要です。
ましてや、天神囃子をベースとしたお囃子を用いて祭礼を行う地域は、鉦と小太鼓と大太鼓が織りなすメロディが、なんと言っても祭の空気を支配します。

この大太鼓が末永く川俣の祭で響き渡る事を願いたいと思います。
さて最後にお知らせ。
eo光サービスがお送りする『関西だんじり秋祭礼』、お楽しみ頂けていますでしょうか?
現在サイトの方では、『岸和田だんじり祭』および『春木地区だんじり祭』の動画更新を終えまして、舞台は『十月祭礼』の泉州各地区へ。
まずは9月23日(日)に行われました泉佐野市『ザ・まつり』の動画と、堺市草部・菱木・鳳地区で行われた試験曳きの動画が更新されています。
そしてそして!
岸和田だんじり祭に密着した特別番組
『来たるべき戦い』
の、第1編が更新されています。
是非是非、ご覧下さい!
さらにお知らせ。
当サイトにて行なって参りましたプレゼントキャンペーンの当選賞品ですが、随時発送を行なっております。
特に岸和田だんじり祭DVDに当選されました方、今しばらくお待ち下さい。
順次お届けさせて頂きます。
ではでは、今回のブログはここまでにしておきます。
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