入魂式を前に・・・・
だん馬鹿です。毎度ですぅ~!
さぁ~いよいよ今度の日曜日、南河内郡太子町後屋と堺市西区上野芝 向ヶ丘町の入魂式を皮切りに、平成21年も「だんじりシーズン突入!」っていう感じ・・・・。
29日には、東大阪市布施地区と同市JR長瀬駅前での地車パレード。それが終われば、ゴールデンウィークは神戸の祭礼。
「お父ちゃん、地車ばっかり見に行かんと連休どっか連れってぇ~な」なんていう嫁はん・子供の悪魔の声に、後ろ髪を引かれる思いの方は、たまには家族サービスを! 「そんなもん関係ない、地車じゃぁ~い!」という方は、家庭崩壊への道を歩んでいただくとして、まぁ~ほどほどにだんじりを愉しんでいただきたいと思う今日のだん馬鹿なのであります。
ちなみに、うちの家庭が崩壊への道を歩んでいるのではありませんので悪しからず・・・・。
そんなこんなで、この間の日曜日に入魂式を目前に控えた、堺市西区上野芝 向ヶ丘町を訪れてきました。
皆さんもご存じの通り、昨年10月に泉大津市助松町より地車を購入。平成16年まで助松町の子供会により曳行されていた、小型のほんまもんの『岸和田型』地車。向ヶ丘町ではこれまで、秋祭りには布団太鼓が出されており、今年が初の地車曳行。町内の皆さんには、何かと御苦労もお有りかとも思いますが、頑張っていただきたいと思う所存であります。
さて、あちらこちらの地車を多数見てきた私にとっても、今まで見る機会の無かった地車だけに、向ヶ丘町が購入するとの噂を聞いた時から、気になって気になって仕方が無かったのですが、やっと念願がかないました。

ひょっとしたら、コマ替えなど入魂式の準備で地車小屋が開けられ、「地車が見れるかも?」と、ダメもとで訪問・・・・。小屋は開けられているものの人気は無し。写真を撮らせていただこうと、会館で食事中の方々に声を掛けると、町内に住んでいる一年後輩のT君の「兄ぃ~!」との声。元々、津久野出身で祭りにも出ているのだが、中学生の子供が「向ヶ丘のだんじり曳く!」と言い出したことから、「そんなら、手伝ぉ~たろ」と親子揃って曳くことに。一からのスタートだけに、町とて力強い味方を得たようなものである・・・・? 彼との笑談の後、小屋から地車を出し、写真撮影も終了。
明治初期に新調されたとされる地車だけに、摺出し・旗差し・旗受けの形状は今日の形態とは異なっていました。

見送りには「板勾欄」が細工。「見送り下縁葛」と「見送り下土呂幕(土呂幕と言うのでしょうか?)」の二段で細工されているなど、江戸末期から明治期に製作された『岸和田型』地車の形態を色濃く残す地車と言えるでしょう。

また、彫物も少々簡素なこともあり、図柄や人物の特定は浅学な私には困難。決めてが見つからないのである。かろうじて、土呂幕右の「敦盛呼び戻す、熊谷次郎直実」と土呂幕左の「巴御前」は特定できたのだが・・・・。

その後、曳き綱の取り付けが行われるとの事で、私は退散することにしました。
ちなみに、4月26日(日)におこなわれる入魂式・御披露目のコースなどは以下の通り。
曳行コース、周辺路上への車の駐車は曳行妨げ・住民への迷惑ともなりますので、絶対ダメですよぉ~!
自治会館出発(10:00)→向ヶ丘八幡宮にて入魂式(10:30)→向ヶ丘八幡宮出発(11:00)→月見橋商店街→尼崎信用金庫前Uターン(11:10)→おおの酒店→小西クリニック→シャンクレール→向ヶ丘小学校前(11:35頃)→上野芝中学校→北条・東向ヶ丘Uターン(12:10頃)→自治会館前→上野芝小学校Uターン(12:40頃)→自治会館着(12:45)
向ヶ丘町地車の詳細を見る
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