茶屋のだんぢり漫遊録

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天満生まれの地車〜弐〜

他地域へ残る天満形式の貴重な地車のご紹介は、次の記事で。

と書き残し早三ヶ月。

その間に疫病を乗り越えどんどん動き出す地車の数々。

本来ならその記事を書き皆様へご覧になって頂きたいのですが、順番がありますのでもうしばしお待ち下さいm(_ _)m

さて、それでは本来の記事へ戻ります。

今から五年前、瀬戸内海に浮かぶ離島大阪の地車があると聞き、現地へ飛び込み調査に行きました。
そこで見つけた地車小屋。
近隣の方へお話しすると、なんと快く地車小屋を開けて見せてくれるそう。

そこで飛び出したのはこの地車



明治の中頃、船に乗せて大阪から購入したと伝わるれっきとした古風な大阪型地車



恐らく幕末から明治初期にかけて製作された当時からほぼ手を加えられていない歴史的にも貴重な原型の地車。

資料や墨書きこそありませんが、僕の目が確かなら彫物は服部一門の手と見受けられます。



これが天満宮へ宮入りしてたかって?



はい、今となっては誰にも分かりません。

しかし僕はこの年代の大阪の地車ならほぼ確実に天満宮へ入っていたと想像してます。
実は他にも天満宮へ宮入りしていた地車は何台か現存しており、今でも現役で活躍しておられます。



謎の多い地車や大阪から離れた土地で愛され続ける古風な地車に哀愁とロマンを感じます。

地車が無いとされる地域で何世代も愛された大阪生まれの地車、更に世間一般に知られていない地車を見つけた時の感動は、言葉では言い表せません。



だからこそ敢えてこの地車をblogに書き残したいと思いました。



五年前にお会いして小屋開けて家まで上げてくれはったこの優しいおじいちゃん、まだ元気にしてくれてはるのかなぁ、、

え?他の地車はどこって??
気になった方は僕を見つけて声かけて下さい( ^ω^ )
今日はここまで!
ありがとうございました!

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