茶屋のだんぢり漫遊録

目次

岸和田市春木地区 八幡町 修理完成入魂式・・・・

こにゃにゃちは、だん馬鹿です。

梅雨空が広がっているにもかかわらず、雨も降らずに蒸し暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
夏祭りもいよいよ本番を迎え、連日何やかんやと慌ただしい日々を送っている「だん馬鹿」でおます。

昨日は七夕。天の川が見えたのか、見えなかったのかは、私の知ることではありませんが、私は奈良県大和高田市奥田の地車を見てきました。次の「だん通」で紹介しようと思っていますので、乞う御期待!!

さて今日の「だんじり通信」は、去る5月24日(日)に行われた、岸和田市春木地区 八幡町の入魂式の模様をお伝えしましょう。
久々に書く「下地車ネタ」なので、ちょっと気合い入れて書きまっせぇ~!


5月24日(日)、午前3時起床。寝ぼけ眼で身支度を調え、4時に撮影機材を手に車へ乗り込む。久しぶりの早朝からの入魂式の撮影とあって眠たい、眠たい・・・・。

4時45分頃に春木に到着。車をコインパーキングに駐め、弥栄神社へと向かう。すでに神社の鳥居前には、見物人が大挙詰めかけていました。
前日からの雨模様。天気予報も午前中は雨模様と伝えていたので、見物人もさほど多くないと踏んでいたのだが、予想は見事にハズレ・・・・。
天気はどうにかこうにか持ちこたえてくれたようで、これ幸い・・・・。

5時30分、鳴物の鉦・太鼓の音が近づいて来た。綱先の「纏」が見えて来た。曳き綱を持つ青年団が鳥居の中へと吸い込まれて行く。八幡町の地車が停止線の所で止まった。一瞬の静寂。団長の合図。怒涛のように、「やりまわし」。湧き上がる見物人の歓声・・・・。地車を追いかける見物人も弥栄神社の中へ・・・・。

八幡1

こんな具合で、春木地区 八幡町の地車の入魂式・御披露目曳行が始まりました。

今回の入魂式は、解体修理に伴うもの。修理はこの地車を新調した岸和田市南上町の《植山工務店》が担当。平成5年の新調以来、初めての大掛かりな修理。
洗い・締め直しはもちろんの事、大屋根の葺地三方を新調。それに付随し、大屋根正面の懸魚も新調。私の記憶が正しければ「波に旭日」から「波に弥栄神社の大鳥居」に変更。その他、見送り下の連子や半松良も新調入れ替え。連子三方は「忠臣蔵」からの題材。半松良は「鯉退治」に・・・・。新調彫物は《木彫近藤》近藤 晃 師の手によるもの。

八幡3

弥栄神社へ宮入りしての入魂式の後は、春木地区を御披露目曳行。ラパーク、年番本部前を豪快に「やりまわし」。それにしても見物人の多かったこと多かったこと。9月の祭礼本番以上の人出といっても過言ではない・・・・。

八幡2

最後は、地車小屋が弥栄神社境内にあるため、再度、宮入り。これまた「やりまわし」をバシッと決め、万来の拍手と歓声で御披露目曳行も終了。
その後は、地車小屋の前で、今回の修理にあたった《植山工務店》・《木彫近藤》の両匠へ感謝状と記念品の贈呈、記念撮影などがおこなわれました。

入魂式のムービーを見る

入魂式の写真を見る

さて最後に、『八幡のきっちゃん、書いといたからねぇ~!』・・・・おしまい。
信濃屋お半だんじり通信
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